昭和の名機と呼ばれる4A-GE型エンジン。
AE86レビン／トレノを皮切りに
さまざまな車種に搭載された
「ツインカム16」は、
アイドリングからレブリミットの
7700rpmまで
わずか0.78秒で
到達するシャープな吹き上がりが特徴のエンジン。
当時の若者に絶大な支持を得た
スポーツユニットの傑作と言われている。

まるで新品のように美しく甦ったエンジン。
10ヶ月前に、エンジンルームから取り出された
エンジンが、
再び戻ってくる瞬間に、
誰もが息をのむ・・・。
慎重にそして丁寧に、
4A-GE型エンジンを取り付けて行きます。
イグニッションを回すと、
眠りから冷めたエンジンが唸り出します。

車検業務などで、
陸運局が実際に使用される車検ラインにて
レビンの安全性を検査します。

KICの本格的なシャシダイナモメーターで
性能試験を実施。
エンジンオーバーホールで組み上がった
4A-GEエンジンから
どれだけのパワーが出力されているか測定します。
AE86LEVINのパワフルに甦った姿を、
正確なデータにて証明させます。

KICの敷地内にあるコースにて走行。
10ヶ月のレストアプロジェクトの成果が試される時。
学生たちが見守る中、レビンが力強く走り抜けます。
動かなかったエンジン、朽ちたボディだった車両は
40年前のクルマと思えないような輝きを放ちます。